「腰痛が整体で悪化した」という時に疑うべきこと
「病院で良くならなかったので整体に行ったら、腰痛が悪化した」という経験をお持ちの方は一定数いらっしゃいます。
そういう人の話を聞くと「整体って危険なんだ」と思ってしまうことでしょう。
この「腰痛で整体で悪化した」ということについては、その言葉通りに受け取るのはちょっと危険であると思います。
そこには色々な誤解が隠れているケースが多いからです。
そこで今回は「『腰痛が整体で悪化した』という時に疑うべきこと」について詳しくお話していこうと思います。
この先を読んでいただければ「腰痛で整体が悪化したというのは本当か」がわかりますし、「適切な腰痛施術を選ぶにはどうすれば良いのか」も理解していただけると思います。
腰痛が整体で悪化した場合に考えられること
「整体による腰痛悪化」というケースに関して、いくつか考えられることがあるので説明します。
①そもそも受けた施術が整体ではない
「整体を受けたと思ったら実はそれは整体ではなかった」ということは多いです。
その代表例が、もみほぐし・マッサージ系の施術です。
もみほぐし系の施術は患部を揉む施術ですが、これは実は整体ではありません。
しかしそういうお店が整体だとうたっているため、お客様は整体と勘違いして受けているケースが多いです。
もみほぐし施術はリラクゼーションとしては有効なのですが、腰痛の改善には向いていません。
腰痛だから腰を揉むと、腰の筋肉が緩むどころから逆に緊張してしまったり、強いもみほぐしの場合は筋肉を傷つけてしまうこともあるので、痛みが悪化したと感じられるのも仕方はありません。
②患部とは別の箇所に痛みが出た
腰痛で整体を受けた時に、腰痛は楽になったけれども他の箇所に痛みが出るようになってしまい、それを「整体で腰痛が悪化した」と感じる人もいます。
「身体の様々な部分に問題があったけれど、腰が一番ひどかったので腰痛として症状が出ていた」という人はかなり多いです。
この場合腰痛が良くなると、その次にひどい問題がある箇所に痛みを感じるようになります。
本来はそうして1つ1つ確実に良くしていくことが必要になるのですが、「悪化してしまった」と捉える人も少なくありません。
③好転反応
整体では「好転反応」というものが出ることがあります。
施術によって不調が回復に向かう過程で、一時的に体のだるさや痛みがでることがあるのです。
これは症状がひどい人に起きやすい反応で、それまで蓄積されて慢性化した不調が整体で正常な状態に戻ろうとすると、その戻ろうとする変化に耐えきれずに身体が反応をしてしまうのです。
好転反応は症状が良くなっていく過程にあることを意味するのですが、これを「症状が悪化」と捉えてしまう人もいます。
1日程度で好転反応は治まり、その後はググっと身体が良い方向に向かっていきます。
一番問題となるケース
紹介してきた①②③のケースで、②と③は「実は身体が良くなっている」ということです。
問題は①の「受けた施術が整体ではない」場合で、これは本当に症状が悪化してしまったと考えられます。
なので皆さんに気を付けていただくべきことは、「間違った整体を受けない」「整体として正しい施術を受ける」ということになります。
では正しい整体とはどんな施術でしょうか?
選ぶべき整体施術
腰痛を悪化させないために、まず「整体」という名前だけにとらわれないようにしましょう。
実際には整体をしていないのに、整体をうたっているお店は数多くあります。
特に「もみほぐし」系の施術は避けましょう。これは整体ではありません。
では整体として正しい施術はどんなものかというと、「体のゆがみを整える」施術です。
骨盤や背骨などのゆがみを整えることで、姿勢のバランスを良くして、腰や肩への負荷を解消する。そうすることで痛みやコリを改善に導くのが、正しい整体です。
正しい整体であれば、②や③のケースはあれど、①のケースになることはありません。
ぜひ整体を選ぶ時に参考にしていただければと思います。
まとめ
「腰痛が整体で悪化した」という時に考えられる3つのケースと、正しい整体の選び方について説明をしてきました。
「腰痛が整体で悪化した」というケースには正しい場合と誤解の場合があることをぜひ知っておいてください。
マッハ接骨院グループでも、自費の整体である「骨盤矯正姿勢矯正」を行っています。
この施術は体のゆがみを整える整体施術なので、安心して受けていただければと思います。
もみほぐしの施術をご希望の場合は「オールハンド」という施術をお選びください。痛みの改善ではなく「リラクゼーション」として役に立つと思います。